ラグランジュ(Lagrange) の四平方定理以前,三平方の定理の拡張である四平方の定理を紹介しました.(-->四平方定理)ラグランジュの四平方定理は,定理の名前は同じですが,全く違う内容の定理です.定理. 全ての自然数は,高々 4 個の平方数の和で表される.つまり, 任意の自然数 に対して,\begin{align*} n = x_1^2+x_2^2+x_3^2+x_4^2 \end{align*}を満たす整数 の組が存在する."高々" 4 個の平方数の和なので,2 個, 3 個の平方数の和でもいいですし,それ自身が平方数でも構わないです.4 個よりも少ない平方数の和で表せる場合は, を加え…