井伏鱒二 『ジョン万次郎漂流記』 皆様、ご機嫌いかがでしょうか。本日は【100】バットを振りました。 文豪の文章を読んで振りました。 『あらすじで読む日本の名著2』より引用。出だしだけ。 井伏鱒二,『ジョン万次郎漂流記』 万次郎は文政十(1827)年、土佐の漁村に生まれた。父親は万次郎が九歳のとき亡くなったので、その後は母親一人の手で育てられたが、その生活は赤貧洗うがごときであった。万次郎は十三、四歳のときから漁船に乗り、「魚はずし」の仕事をしてその日その日をしのいでいた。 万次郎が十五歳の一月五日、いつものように船に雇われてその年の初漁に出た。 10行にして2回ずつ繰り返し、 【言って振り】…