日本の神々について書かれた本は、文庫や新書から始まり専門書まで、書店に行くと様々なものを目にすることができる。手許にも幾冊かある。しかし、神社と直接関係が深い鳥居については、私はあまり書店で見かけることがなかった。 長年愛用している『図説 歴史散歩事典』(監修・井上光貞、山川出版社、2版)に記載されている建築編中の「鳥居」の項、4ページの説明が身近で手軽に役立つ参照資料だった。その冒頭に「一般に鳥居は神社の門であるといわれるが、起源については、日本始原説とインド・中国・朝鮮渡来説とがあって定説がない。鳥居の語源も『鶏が止り居る横木』、『人が通り入る門』説があり、定かでない」とその語源・起源につ…