観光船「KAZU I」の沈没事故で、救助要請を受け、海上保安庁のヘリコプターが現場に出動。事故では、通報を受けて一番早く知床半島沖の現場海域に到着したのは、釧路航空基地(釧路市)に配備されたヘリ「しまふくろう2号」。ただ、パトロール中だったため基地に戻り燃料補給し、潜水士を乗せて現場に向かったため、時間を要した。到着したのは通報から約3時間後。釧路基地には同機を含むヘリ2機が配備され、1機は整備中だった。海保関係者によると、他の基地でも2機しか配備されていないケースでは、1機は任務中、1機は整備中のことが多く、今回のような緊急事態に迅速に対応できない可能性が高い。ヘリが配備された海保の基地は全…