副題:保守だからこそ反対する国旗損壊罪。「もう一つの国旗」「もう一柱の太陽神」から日の丸の本当の意味を考える。政治と宗教の話はタブー…とよく言われる。特に政治談義は己の思想信条に基礎づく話である。多様な立場を唯一の解答へと収斂させるプロセスは多様な立場を捨象する課程と同義だから、市井の床屋政談は凡そ互いに意見表明する儀式で終わってしまう。しかし、それでよいのだ。民主主義とは自他の差異を上下秩序の中にではなく水平の中に認める思想である。この差異すなわち固有性こそが自己存在の証明であるから「万人の私」が自己存在を政治的営為としてかたりだすと万人の葛藤が社会へ撒き散らされてしまう。政治とは万人の自己…