リスト::美術館 国内外の現代美術作品を扱う美術館として1977年に開館した。以来、2003年秋まで大阪万博の際に建設された万国博美術館の建物を利用していたが、老朽化などの問題により大阪・中之島の新館に移転することになり、一時閉館を経て、2004年11月新館がオープンした。 日本に五つある国立美術館(独立行政法人)の一つ。
通常17時まで開館のところ、金曜・土曜は夜間開館ありで20時までやっているというので、遅い時間のほうが空いていようと思い17時すぎごろから入館した。 夜間開館というのはシニア層がごっそり減るものだけど、思いのほか若い、20代ぐらいの人が多く、こんなにたくさんの若人が古代メキシコにそんな興味があるものかしら、と思っていたら、グッズ売場に「コラボグッズ」がたくさん置いてあって、若人がそこからいろいろ選んでいる。よくわからないけど「Fate/Grand Order」というソシャゲとコラボしているらしい。コラボでそんな来んのか、ソシャゲ、まったくばかにならんな、と思った。 5年ほど前に石切劔箭神社に初…
ルイーズ・ブルジョワ <カップル>(1996)(筆者撮影) ルイーズ・ブルジョワの新収蔵作品の初公開を兼ねて、コレクションからテーマに沿う作品を5章に分けて展示。西洋美術史においては「身体と美術」と言う言葉は「美術と美術」というのと同じ、というのを持論としてきた私としては行かないわけにはゆかない。公開であるにもかかわらずほとんど読者のいない私のブログには、ルイーズ・ブルジョワについてこれまで書いた僅かな文章と、基本文献2点の何十頁にもわたるブルジョワの年表の邦訳を掲載しているが、その後の研究の行方が杳として知れないのが残念なところである。待望の作品に近づくときにひさしぶりに胸が高鳴った。ガラス…
「古代メキシコ」展、最後はアステカ文明の紹介です。 マスク(テオティワカン文明) 耳飾り(アステカ文明) マスクは蛇紋岩製。黒目は黒曜石、白目と歯は貝でできている。 耳飾りは緑色岩製。 鷲の戦士像(アステカ文明) メキシコ盆地のテスココ湖に浮かぶ島に作られたアステカ王国の首都テノチティトラン。中央にはテンプロ・マヨールと呼ばれる大神殿があった。その中の「鷲の家」にあった2体の戦士像のひとつ。 トラロク神の壺(アステカ文明) トラロクは大地を人格化した雨の神。降雨をコントロールするために、祈祷や供物、生贄が捧げられた。 これで撮影した写真の紹介は終わりです。 果てしない年月が経っているので、美し…
本記事はアフィリエイト広告を利用しています 記事内に商品プロモーションを含む場合があります こんばんわー 先月になりますがコレ!行って来ました! (ネタバレ注意・・・) 【特別展 古代メキシコ】 mexico2023.exhibit.jp 先月上旬、「ヒスイの石仮面をマヤの王墓で発見!」というニュースが踊りましたが・・ちょうどこの特別展に行った直後だったので鳥肌モンでした・・! 開催場所は「国立国際美術館」 東京、福岡をツアーしてファイナルの大阪です! 「国立国際美術館」には初めて訪れましたが、中之島美術館の隣にあったんですね! 都会がめっきり苦手な私ですが・・・ こうしたイベントを見に行ける…
国立国際美術館で開催中の「特別展 古代メキシコ」の記事、その3。 今回は、マヤ文明の出土品を紹介します。 マヤ文明は、メソアメリカ地域のユカタン半島で栄えた文明です。 織物をする女性の土偶(マヤ文明) 大きな耳飾りと首飾りを着けた高位の女性と考えられる。 押型(マヤ文明) 布や皮膚に文様を付けるためのものという解釈が一般的。 貴婦人の土偶(マヤ文明) 儀礼か宮廷での謁見のための壮麗な出で立ちと思われる。この土偶は笛になっているそうだ。 首飾り(マヤ文明) ヒスイとウミギクガイで作られている。 トニナ石彫(マヤ文明) トニナはマヤで栄えた都市。球技を表している。 香炉台(マヤ文明) この香炉台の…
昨年から楽しみにしていた「古代メキシコ展」。入院で行けるかどうかと思っていましたが、無事行くことができてよかったです。 メキシコには、前15世紀から前16世紀にかけて古代文明が栄えていました。その中から、マヤ、アステカ、テオティワカンという3つの文明の出土品が紹介されています。 初めて見るものばかりで、とてもドキドキし興奮しました。 全ての展示品が撮影OKでしたので、少しずつ分けて紹介します。 初めは、3つの文明が栄えた“メソアメリカ”地域について。 16世紀にスペインが侵攻するまで様々な古代文明が栄え、今もその伝統が残っています。一般的にメキシコの大部分と中央アメリカのグアテマラ、ベリーズ、…
何十年も前、南米に住んでいた友人が言っていた。 「こちらにはそういう風習があるよ」 人々の暮らしの一部なのだ。 今回観たのはこちら↓ 特別展 古代メキシコ -マヤ、アステカ、テオティワカン https://www.nmao.go.jp/events/event/20240206_ancientmexico/ 土着の暑苦しい雰囲気。 壮大なスケール。 期待通りで大満足だった。
球技用の石のゴール:国立国際美術館の会場 球技の石のゴール:チチェン・イツァ遺跡。2019年撮影 球技場:チチェン・イツァ遺跡2019年撮影 球技の選手:会場での撮影腰を使ったので、腰の周りに防具を着けている。王なども参加している様子が石彫として残っている。たんなるスポーツや娯楽ではなく宗教的な儀式でもあったらしい。 チャックモール:会場での撮影供物台。人身供犠の人の心臓を神々に捧げた台とも考えられている。 チャックモール:チチェン・イツァ遺跡。2019年撮影 カスティーヨ(スペイン語で城砦という意味)チチェン・イツァ遺跡羽毛のある蛇神(ククルカン)のピラミッド。春分と秋分の日に、階段の影が蛇…
大阪の 国立国際美術館 まで「 古代メキシコ展 」を見に行ってきました。 昨年、東京国立博物館と九州国立博物館で開催されていたものです。 初めて、尼崎から新福島まで JR東西線(地下鉄)を利用しました。 展示構成は Ⅰ 古代メキシコへのいざない (オルメカ文明)Ⅱ テオティワカン 神々の都Ⅲ マヤ 都市国家の興亡Ⅳ アステカ テノチティトランの大神殿 Ⅱ テオティワカン 神々の都 テオティワカン は、海抜2300mのメキシコ中央高原にある都市遺跡です。 死者の大通りと呼ばれる巨大空間を中心に、ピラミッドや儀礼の場、官僚の施設、居住域などが整然と建ち並んでいました。太陽や月のピラミッド はまさに…
2023年夏に東京上野で開催されたメキシコ展、行きたいなぁと思いつつも遠いので断念、大阪の国立国際美術館で2024年2月から開催。 個々の作品には「顔」がしっかりと表現され、たくさんみても飽きない展覧会。 そして、メキシコ展観覧後、京都の元田中のメキシコ店「タケリア・パチャンガ」へタコスを食べに直行。 臨時休業だった。。。。。。 開催概要 紀元前15世紀から後16世紀のスペイン侵攻まで、3千年以上にわたって繁栄したメキシコの古代文明。本展では、そのうち「マヤ」、「アステカ」、「テオティワカン」を中心に、多彩な遺物約140件を紹介します。火山の噴火や地震、干ばつなどの厳しい自然環境の中で、これら…
今朝の娘らとパパ用のお弁当作りは 昨夜帰りにスーパーに立ち寄って買ってったお惣菜を詰めた。 いつもの鶏唐揚げも竹輪の磯辺揚げもだし巻き玉子も作らない。 いつもの冷凍カップエビグラタンとミートボールはチンするだけなので入れた。 お惣菜がねまらないか心配。 時間なくて食べる時間なかってん。 と、夕方帰宅して食べることもちょいちょいあるからだ。 昨夜は9時頃帰宅、 風呂を順に済ませる。 私は夕方から頭痛が酷くて 夜に帰宅してからは頭痛と嘔吐で寝込んだ。 原因は多分昼のデパートのハンバーグ屋のビーフシチュー。 その後、すぐに帰りたかったが 散々早足で付き合わされ どんどん体調は悪くなったが、 帰宅する…
メキシコ、ユカタン半島北部(ユカタン州)にあったマヤ都市。マヤの古典期後期・終末期(700〜1000年)におけるマヤ低地北部、プウク地方の大都市。 マヤ低地北部の大都市 ピラミッドと天文学 遠距離地域との交流 衰退とその後 参考文献 マヤ低地北部の大都市 近年の発掘調査や年代測定によると、チチェン・イツァには先古典期後期(前400〜250年)に居住が開始された。古典期後期の700年頃から都市化が進み、最盛期は900〜1000年であったとみられている。10世紀、マヤ低地北部プウク地方の諸都市は衰退した。その一方でチチェン・イツァは、地域で最大の広域国家の中心都市として栄えた。 都市の範囲は、少な…
■ユリイカ2021年1月号「ぬいぐるみの世界」 ジュニアのアイドルユニット「美少年」「ハイハイジェッツ」のメンバーを模したぬいぐるみ「はぴぬい」の発売が発表された。関西ジュニアのメンバーを模したぬいぐるみは「ちびぬい」として数年前に発売されている。待望の「ぬい」の発売に当該オタクらは色めきだった。米印のついた一文で別のグループのメンバーのぬいの制作、販売の可能性も示唆されていて界隈が祭りになった。(なお、数日遅れでぬいの実物写真が公開され、関西ジュニアのちびぬいの作画を期待していた人らは静かになった。) ここ5年?くらいでヒト型のぬいぐるみがたくさん売り出されるようになった。そのモデルが二次元…
『美術手帖』の速報; NEWS / HEADLINE 2024.3.27 リチャード・セラが85歳で逝去。ポスト・ミニマリズムの巨匠 アメリカ出身でポスト・ミニマリズムを代表するアーティスト、リチャード・セラ*1が85歳で逝去した。 アメリカ出身でポスト・ミニマリズムを代表するアーティスト、リチャード・セラが85歳で逝去した。 セラは1938年、カリフォルニア州サンフランシスコに生まれた。イェール大学では絵画を専攻し、学生時代は製鋼所や工事現場でアルバイトをしていたという。セラのキャリアでとくに知られるのは60年代後半からだ。それまでのミニマリズムにおける閉鎖性から打って変わり、工業的な板金を…
ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?ー国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ ■2024年3月12日〜5月12日 美術館が自身の館蔵品と現代アーティストによる作品をコラボレーションさせる企画は特に珍しいことではありません。しかし、それと同時に自らの存在意義を徹底的に、あるいは逆説的に問い直すという試みはとても稀なことではないでしょうか。 国立西洋美術館という紛れも無い「ナショナル・ミュージアム」が65年目につぶやいてしまった苦しくも難しい「自問」を実感できるとても面白い展覧会です。 www.nmwa.go.jp 「国立の」という枠組みの中に限定すると、実は…
2023年9月~2024年3月の半年間で作った図書館展示です。 こうしてみると結構作りましたね、今年度も頑張ります。 1,「サンドキャッスルTRPG」 国立天文台が作ったTRPGを紹介してみました。 この時に、天文系Vtuberの星見まどかさんを知って、この後から積極的に展示に使わせて貰うようになりました。 #NOAH02 コスモスとユニバース国立天文台が作った『サンドキャッスルTRPG』国立天文台がゲームを作ったの?!などの疑問を解消すべく、天文系Vtuber星見まどかさん(@Madoka_Hoshimi)による、解説動画も紹介しています!(格闘系司書)#NAOJ_TRPG#近大 #ビブリオ…
中之島の国立国際美術館へ(^_^)v ランチは、すぐ近くのキッチンジローへ(^^) コロッケ&ホタテクリームコロッケ~おいし~(^_^)v 帰りの電車は、京阪電車、本線用のトーマストレインでした。 交野線用には、4月末から、もっとかわいいのが走るそうです
阪急トラピックスさんの『【エミレーツ航空利用おひとり様参加限定】感動のエジプト ナイル川クルーズ8日間』に参加し、人生初のソロ海外旅行デビュー。 古代エジプト文明の遺跡、最後に訪れたのはルクソール東岸にあるルクソール神殿。 スフィンクス参道と1本だけのオベリスク 沢山のラムセス2世像と、神殿の中にあるモスク アメンヘテプ3世が建造した神殿内部 最後の遺跡散策 自由時間に神殿周辺をブラブラ おまけ スフィンクス参道と1本だけのオベリスク カルナック・アメン神殿見学後、もはや何度目か分からないお土産屋さんへ。 貴金属のお店で、カルトゥーシュに自分の名前を入れてネックレスにしてもらえます。 いつもの…
そしてその日の終着点、西洋美術館。 ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?――国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ|国立西洋美術館 (閲覧:2024年3月25日) 飯島由貴・遠藤麻衣らの抗議行動 西洋美術館で初めての「現代美術」の企画展ということで注目していた。しかも内覧会でいきなり出展作家たちによる抗議活動も行われた。 飯山由貴がイスラエルのパレスチナ侵攻とスポンサーの川崎重工に抗議。国立西洋美術館「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」記者内覧で|美術手帖 (閲覧:2024年3月25日) 西洋美術館のメインスポンサーである川崎重工の…
中之島の国立国際美術館は昨年2023年9月から「工事」を理由に約半年間休館していました。格別に長い休業とまではいえませんけれど企画展を2回分くらい開催できる期間、クローズしていたことにはなります。 現在開催されている「古代メキシコ展」(2024年2月6日〜5月6日)によって予定通り再開しています。ただ、館内に目立った改変箇所があるようにはみえません。 実は今回の工事は主に美術館の外に関係するものだったようです。 工事中の国立国際美術館 国際美術館のすぐ北隣に2022年2月に開館した大阪中之島美術館があります。大型のミュージアム同士がここまで近接しているケースは稀でしょう。気軽にハシゴできる関係…
特別展 古代メキシコ ー マヤ、アステカ、テオティワカン ■2024年2月6日〜5月6日■国立国際美術館 昨年の6月中旬に東京会場(東京国立博物館)からスタートした「古代メキシコ」展。福岡展(九州国立博物館)を経て最後の巡回地である大阪にやってきました。 上野と太宰府を合わせると40万人以上の来場者があったようです。 中之島の国際美術館も平日にも関わらず老若男女のお客さんで賑わっていました。 mexico2023.exhibit.jp メルバ・プリーア駐日メキシコ大使が寄せている挨拶文によると、本展は「過去15年の間に日本で実施されたメキシコ三大文明に関する展示のなかで、最も注目に値するもの」…
北浜のカフェでランチを食したあと、大川に沿って7〜8分歩くと見えてくるのが、この日の最終目的地、この建物です↓ この建物が何かと云えば、国際国立美術館ぢゃなく、国立国際美術館です。ここで、現在こんなんが開催されていて、 これを観にやって来ました。建物の入り口には3枚のポスターが並べられています。 残念ながら、前売りのチケットを買い損ねたので、当日券をゲットして入場すると、嬉しいことに、展示品は全て撮影OKとのことでした。と云うわけで、相当数の展示物を撮ったのですが、この美術展の目玉はこれ、 マヤの『レイナ・ロハ』赤の女王です。全身がバラバラの状態で発見されたのですが、数年がかりで修復されたとの…