子どものころは,探検や冒険が大好きです。 日常とは違う何かを求めたくなるからでしょう。 今回は,千葉省三さんの「鷹の巣とり」とスティーヴン・キングさんの「スタンド・バイ・ミー」を比べながら感想をお話します。 1 「鷹の巣とり」の冒険心 2 スタンド・バイ・ミーの雰囲気 3 かけがえのない少年時代 1 「鷹の巣とり」の冒険心 このお話は,かつて小学校4年の教科書に載っていました。 鷹が近くの山の大木に巣を作ったので見に行こう。 そんなお話です。 「とり」とはいうものの,ひなや玉子をとるわけでもなさそうです。 ましてや親鷹をとるわけではないでしょう。 小学生が鷹が巣を実際に見てやろうと思って出かけ…