伝説では、有馬温泉を発見したのは、国造りの神様の大貴己(おおなむち)命と少彦名(すくなひこな)命の二神とされている。 二神が薬草を探して全国を旅をしていると、有馬の地で三羽のカラスが、赤い湯に傷を浸して治療しているのを見た。 有馬の三羽烏 以後、有馬温泉は湯治場として知られるようになった。これが、伝説上の有馬温泉の始まりである。 以降、第34代舒明天皇や第36代孝徳天皇が有馬温泉に行幸したという記事が、「日本書紀」に見える。 神亀元年(724年)に、行基が有馬を訪れて、温泉寺を開き、有馬温泉を整備した。 行基の像 温泉寺の北側に、有馬の三羽烏と行基の像が建っている。有馬温泉の始まりを表すモニュ…