《前回のつづきから》 blog.railroad-traveler.info 豪華な設備を誇る特急用客車として20系が増備され、夜行特急列車は順次これに置き換えられていく一方、急行列車や普通列車は相変わらずスハ43系を中心とした車両によって運転されていました。国鉄が開発した本格的な軽量客車である10系は、その近代的なスタイルと軽量構造であることから、次世代の標準的な客車として期待されましたが、極端な軽量化が災いして老朽化が早く進んでしまい、加えて設計上の見積もりの甘さから激しい動揺と保温性の低さに利用者から酷評されてしまいました。老朽化が激しいこともあって、早々に優等列車の運用からは外されてし…