《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info それほど長く使うことはないであろうと、最低限の改造を施された419・715系は、計画通りに旅客会社に引き継がれ、引き続き地方都市圏のローカル輸送に充てられました。使い勝手が悪いと言っても、継承した旅客会社にとっては貴重な戦力であったことには変わりはなく、民営化されたからといってすぐに新車を製造することなど難しかったのです。 時が経つにつれて、旅客会社は債務の返済といったこととは縁がなくなり、少しずつではあるものの利益も上げられるようになると、いよいよ新型車両の導入を始めていきます。しかし、相当な数の国鉄形車両をいっぺ…