《前回のつづきから》 blog.railroad-traveler.info 国鉄初の制式ディーゼルエンジンであるDMH17は、出力180PSと非力ながらも、それなりに使うことができました。このDMH17を2基搭載して開発されたのがDD11でした。さらに戦後、進駐してきた米軍が持ち込んだ電気式ディーゼル機であるDD12も加わり、動力車の無煙化が始まりました。とはいえ、DD11はエンジンに由来する非力さ、DD12はアメリカ陸軍が日本の占領政策のために発注したアメリカ製の電気式ディーゼル機で、どちらも量産には至らない少数機でした。 気動車用のDMH17を改良し、機関車用として大排気量・大出力機関と…