いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 筆者が鉄道職員として門司機関区で働いていた頃、DD51形の交番検査に携わったことがあります。交番検査とは、鉄道車両に義務付けられた検査の一種で、国鉄形の場合、全般検査から90日ごとまたは25,000km以内に実施される交番検査Aと、18か月または125,000km以内に行われる交番検査Bがあります。 交番検査Aと交番検査Bでは検査の内容や規模が異なり、前者は配置されている運転区所で実施しますが、後者は規模が大きくなるので工場や車両所で実施されます。筆者はこの検査のうち、前者の交番検査Aに携わりました。 交番検査Aは周期が短いので、それ…