《前回のつづきから》 blog.railroad-traveler.info このブログでも何度かお話しましたが、国鉄は原則として独立採算制の国有公共企業体です。原則として税金を投じることはなく、運賃収入を基本として経営されることになっていました。ただし、運賃収入だけでは全国津々浦々に鉄道輸送サービスを提供することは難しく、国からの支援金が交付されていました。また、運賃収入と支援金だけでは支出を賄えない場合は、国から資本勘定という形で補助金が交付されていました。ですから、結果的には税金が国鉄にも投じられていたわけです。 国から税金が投じられていたこと、そして国鉄の予算案は運輸大臣を経て国会に提…