《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info ■新性能電機EF64形は板谷峠越え用だった 第二次世界大戦後に電化された奥羽本線板谷峠区間は、15年にわたってEF15形、そして回生ブレーキを追加するなど補機としての装備をもつための改造を受けたEF16形が補機としてすべての列車に連結されてきました。 しかし板谷峠の最大33パーミルの勾配は、EF16形にとっては厳しいものがあり、列車によっては重連での運用を強いられたことや、主電動機をはじめとする電装品の消耗も激しく、途中で大規模な整備を必要とするほどでした。 一方、国鉄は1960年代に入ると、それまでの電気機関車とは…