今回はウォーラーステインの「近代世界システムⅡ」を要約後編となります。 資本主義をベースとした経済的な関係性を論じた世界システム論で有名な学者の代表作で、Ⅱは1600~1750年代のヨーロッパ社会を中心に分析し、当時の中核-半周辺-周辺地域の相互作用のメカニズムを明らかにするのがテーマです。今回はⅡ要約後編ということで第四章~第六章を取り上げます。 「近代世界システムⅡ」 ■ジャンル:経済・歴史 ■読破難易度:中(世界史と古典派経済学の知識があると面白く読み解くことが出来るかと。専門用語などはないので、前情報がないと読めないという類のものではないです。) ■対象者 ・経済史について興味関心のあ…