〇戦中派の思い 戦争に行った人たちは、戦後、口をつぐみました。 ギリギリの15歳くらいで戦争に行けなかった人たちは「次には勝つぞ」という思いを秘めました。それ以外の人たちはもうこりごりと思ったわけですね。 〇55年体制での駆け引き 55年体制では、自民党はアメリカの傀儡政権で、社会党はソ連寄りでした。 そうした均衡があったため、日本は、アメリカともけっこううまく駆け引きができたのです。「日本の面倒をしっかりと見ないと、共産化するぞ」と言うような圧力を感じさせたのです。 〇アメリカの戦略 学生闘争もまた、将来、日本が共産化しかねないという脅威をアメリカに与えました。 しかし、それをサブカルチャー…