国際音声学会が定めた音声学や言語学における標準的な音声記号。1888年に完成し、1951年に基本的な骨組みができ、1989年にダイアクリティカルマークが現行のものとなり、現在のバージョンは2005年改訂版となっている。
International Phonetic Alphabet の訳で、略してIPAとも書かれる。国際音声字母とも呼ばれる。
原型は西ヨーロッパの言語学者が作ったため、ラテン文字を基にしている。基本ラテン文字にない字母は、ギリシャ文字やヨーロッパの諸言語で新たに作成された字母を補っている。