今回で二度目の開催となるらしい歌舞伎町歌舞伎を観劇した。最初は一昨年、中村屋兄弟による公演であった。今回は澤瀉屋親子による興行である。どちらの家もほぼ一門だけで上演出来る役者を揃えており、それぞれの家の亡き父である勘三郎・猿翁の統率力と指導力には、今更乍ら驚かされる。菊五郎劇団の様な各家の集合体を率いて行く苦労も並大抵ではないとは思うが、一門だけで興行が打てる家と云うのも大変なものであると思う。現在ではこの一門で興行打つと云う方向性を目指しているのは、團十郎のみである様に思われる。入りとしても満員の盛況であったのは、素晴らしい事であろう。 今回はこえかぶと云う歌舞伎の朗読の公演を行っているユニ…