土井 善晴

遊びにゴールや目的の設定は必要ない。スタートとゴールが明確にあってリニア（線的）に進んでいくものよりも、ノンリニア（非線的）でいくつも遊びの物語が生まれる遊具のほうが子供の創造性を養う。 ここであげた利他的な遊具の性質は、聞き取りや調査で論じてきたように「斜面」「余白」「危険性」といった要素に支えられている。そして重要なのは、利己的に存在する遊具が、遊びを目的志向にする一方、利他的に存在する遊具は、遊び手をプロセス志向にする点である。「ブランコを２０回こぐ」といった遊びの目的化・数値化ではなく、遊びにあるプロセスにいかに呼応できるかが、遊びの利他においてきわめて重要だといえるだろう。（北村匡平…

思えば昔から本の中の「おいしそうな場面」ばかりを好んで読むこどもだった。 ローラ・インガルス・ワイルダーのシリーズでは豚のしっぽをじゅうじゅう焼く場面やカエデの木からメープルシロップを採取する場面。 『若草物語』ではクリスマスの朝のごちそうを「フンメルさんの家にプレゼントしてはどうかしら」と言うお母さまに「それはない」といまでも突っ込んでしまう。 そういうわけで図書館で見つけて嬉しくなったのが群像2024年10月号。 群像2024年10月号 講談社 Amazon ・エッセイ「おいしそうな文学。」江國香織／枝元なほみ／木村衣有子／くどうれいん／斉藤倫／最果タヒ／向坂くじら／関口涼子／武塙麻衣子／…

●自伝・ノンフィクションスイングバイ 17年間の引きこもりを経て、社会復帰を目指し一歩ずつ歩み続けた今、伝えられること / 糸井博明謝るなら、いつでもおいで / 川名 壮志死ねない理由 / ヒオカ裸で泳ぐ / 伊藤詩織 家族、捨ててもいいですか?~一緒に生きていく人は自分で決める / 小林 エリコわたしはなにも悪くない / 小林エリコ 私がフェミニズムを知らなかった頃 / 小林 エリコふるさとって呼んでもいいですか 6歳で「移民」になった私の物語 / ナディ国籍と遺書、兄への手紙――ルーツを巡る旅の先に / 安田菜津紀一汁一菜でよいと至るまで / 土井 善晴 ●整理・収納収納が、ない! / お…

小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代 (新潮新書) 作者:阿古 真理 新潮社 Amazon 戦後の料理研究家の系譜を辿られた本です。 戦後、一定生活が落ち着いて徐々に経済が立ち直っていく過程で、多少生活に余裕が出てきた家庭では、タマにはちょっと目先の変わったモノを食べたい、もしくは作って食べさせてみたいと思われる人をターゲットに、あまり家庭で作って出されることのなかった洋食などを中心に、海外生活などの経験がある人などがかみ砕いて手に入る材料を活用して家庭でも洋食などのそれまで馴染みのなかった料理を作れるように啓蒙していったのが、テレビなどで放送されて広まっていったのが、料理研究家と言わ…

観に行ったきっかけは、公式SNSのこれ↓が面白かったから。 ／コメントが到着🍚✨＼【土井先生】がトレンド入りするたびに「どちらの？！」と話題に上がった #土井善晴 さん（@doiyoshiharu）に #忍たま映画 を見ていただきました❗️ 『劇場版 #忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』大ヒット全国上映中🎬 pic.twitter.com/RjjFxCUrr0 — 劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師 (@nintama_eiga) 2024年12月26日 それと普通に気になっていたので。いろいろ回ってくる前に観ちゃうか…！と年末に観に行ってました。 ちゃんと終わるいい映画 完…

新年、明けましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いします。みなさんのブログを読むのが大好きなので今年もたくさん読みに行きつつ、自分ももっともっとブログ書きたい！と思っております。（と、毎年言ってる。） 気負わず、よもやま話的なことをたくさん残したい。 で、年末です。 前回のブログのあと、いつも割と元気な夫が体調を崩してワンオペの日々（普段の家事は分担制）を送りました。熱があるわけではなく、インフルコロナ陰性なのになんとなく元気なくて食いしん坊なのにご飯の量がいつもより少ないことが2週間ほど続いてて、結婚して以来1番心配したかもしれない。 救いだったのはそこまで仕事が忙しくなかっ…

新年明けて今日は3日 元日は穏やかに晴れて風もなく、アメダスには風速のところが静穏と表記されていました。氷が張るほどの寒い朝でしたが、時に身の引き締まる思いも感じつつ穏やかで平和な一年になるといいなと思っています。 おせちはいいペースで食べきりつつあります。棒鱈の炊いたやつ随分食べてないなと思っていて、たまたまコープさんで「たたきだら」というのが売っていたので、炊いてみたのですがブワーと膨らんで思っていたのとは違ってました。伊達巻がわりの卵焼にしたらう巻きみたいで美味しくいただけました。今年は年末に味醂を切らすという失態をしてしまったのですが、メイプルシロップで乗り切りました。ブリの照り焼きも…

今年の仕事は２８日に終わった。 ２９日は片道２時間近くをかけて両親の墓参りに行った。車中は、中野翠「本日、東京ラプソディ」（毎日新聞出版）を読む。年末の風物詩本。年々、『サンデー毎日』連載分が少なくなっているような気がするのが寂しい。 昨日やっと大掃除にかかったが、昼までになんとか外回りを終わらせただけ。昼過ぎに家を出て、先日スマートフォンの機種変更をしたため、下取り対象の前機種を持ってauの営業所へ行く。今日が提出期限なのだ。先日機種変更に訪れた時は混雑していたこの場所はスタッフも２人だけ、客も僕を含めて２人だけ。もう１人の客は別の営業所で契約した内容への苦情を繰り返しスタッフに語り続ける。…

↑台所にあったニンジンと柚子。柚子は奥さんの実家からのいただき物。ニンジンはたぶんうちの畑のニンジン。 ずっと観たかった中江裕司監督『土を喰らう十二ヵ月』(2022)を観る。主演は沢田研二。松たか子、火野正平、奈良岡朋子、檀ふみ、尾美としのりなんかも出ている。原作と言っていいのかわからないが、水上勉の『土を喰う日々 ―わが精進十二ヵ月―』は精進料理のレシピと写真とエッセイの本で、買ってざっと読んでいます。どこかにあるはずだとざっと本棚を探したけれど、これが見つからない(笑)。断捨離はしてないはずなので、どこかにあるはずなのだが・・・。 映画も主演は沢田研二以上に精進料理といってもいいくらいなの…

自家製たくあんもおいしかったです。 茶道のお稽古先で茶事の予定でしたが、食事が何と焼き肉でした。先生が常陸牛を用意してくださいましたが、先生宅の冷蔵庫内一掃の目的も垣間見られたような・・・？ 先生の一番の目的は、家事ヤロウというテレビ番組で紹介された土井善晴さんのおにぎりを再現したかったようでした。炊き立てのご飯を茶碗一杯ずつとり、濡れ布巾にとって軽く丸め、木のまな板の上でさっと冷まし、手に粗塩をつけて、軽く握るというもの。 鍋でご飯を炊いて、早速開始。先生がお手本を示してくださいましたが、ベテランの生徒さんは何回も握ってしまう。「軽くでいいのよ。」と先生。つい何度も握りたくなっちゃいますよね…

クリスマスが終わって2日経過。 あの賑やかな感じから、しんとした空気になり、あと数日でお正月になるんだよって言う雰囲気。 この感じは何年経っても馴染めない。 大人になった今でもお正月よりクリスマスの方が好き。 多分ケーキが食べれるからだと思う。笑 MafRakutenWidgetParam=function() { return{ size:'600x200',design:'slide',recommend:'on',auto_mode:'on',a_id:'2301517', border:'off'};}; 朝食 『ウインナーと玉ねぎの味噌汁』です。 今年の味噌汁のブログは今日で最後。 …