1861年、幕末土佐藩において結成された政治組織。 首班は武市瑞山(半平太)。
急進的な尊皇攘夷思想を掲げた点と、 「一藩勤王」、あくまで土佐藩全体での勤王にこだわった点が特徴である。
土佐藩家老吉田東洋の暗殺に成功し、土佐藩の実権を握ることに成功する。 しかし、京都において公武合体論が強まるにつれ、 藩主・山内容堂によって弾圧が加えられるようになった。 そして、勤王党は武市瑞山自身の投獄・切腹により、解散した。
坂本龍馬、中岡慎太郎なども一時参加したが、 途中で脱退している。
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