誰も読まない公文書に、日本で初めてメスを入れた 毎年3月、国土交通省が発表する「地価公示」。ニュースは価格の上下を報じるだけで、その根拠となる鑑定評価書の中身を誰も問わない。日本のジャーナリストは阿呆だらけ。本シリーズはその沈黙を破る試みである。 2026年地価公示、千葉県松戸市の標準地「松戸-30」(102,000円/㎡、前年比+8.5%)。この価格を算出した二通の鑑定評価書をデータとして突き合わせ、そこに何が書かれ、何が書かれていないのかを徹底解剖した。 発見された七つの不都合な真実 ①「公開」文書の核心部分が空欄である 所在地番、取引時点、地積、そして「なぜその価格か」の決定理由 ――核…