昭和62年頃のこと。ある大学の喫茶食堂で、経済学者のY先生と商学の J 先生との話しを近くで聞いていた。 F「いやぁ・・・J さん、えらいことだねぇ・・・ 東京銀座の1坪が1億円越えだってさ。 なんでもはがき一枚分の広さの土地が65万円だって・・・びっくりだね」 J「そうですねぇ・・・あちこちで『地上げ』なんていう ひどいことも起ってますからねぇ・・・」 F「ま、土地ころがしだよねぇ・・・ 日本はだいたい土地の価値は下がらないっていう神話があるからねぇ・・・ ただ、経済原理からいうと、土地も物なんだから、 需要と供給の関係は働くんだけどねぇ・・・」 J「そうでしょうねぇ・・・いつまで続くか・・…