毛利家臣。官途名は宮内少輔。毛利氏の重臣の一人であり、大永三年(1523)七月二十六日、毛利元就の家督相続を要請する連署状に名を連ねた。由緒書によれば、中村氏は安芸武田氏に属する土師(安芸高田市八千代町土師)の領主だったが、元明は兄繁勝を謀殺して毛利弘元(元就の父)に仕えたのだという。 毛利元就の家督相続 中村氏の由緒書 安芸武田氏と中村氏 中世の土師と中村氏 参考文献 毛利元就の家督相続 大永三年(1523)七月十五日、安芸国吉田の国人領主毛利幸松丸が九歳で早世。毛利家中では執権志道広良が中心となり、幸松丸の叔父である毛利元就に家督を継がせることでまとまった。 幸松丸の死没から四日後の七月十…