写真家。リアリズム写真を確立した巨匠。 1909年(明治43年)10月25日、山形県酒田市に生まれる。 24歳の時に初めてカメラを持ち、写真撮影を始める。 そして、「筑豊のこどもたち」「古寺巡礼」など数々の傑作を世に送りだす。 1979年に3度目の脳出血に倒れ、意識不明のまま11年後の1990年9月15日に、80歳で亡くなった。 関連語 リスト::写真家
酒田(山形県)を満喫する 20240315(Fri) 坂田駅前にバスで早朝に到着。荷物を「月のホテル」にあずけて、出かけました。まだ朝早くで、活動するにはだいぶ早いです。ホテルの近くにモーニングを提供する喫茶店があり、向かいました。小さな民宿の朝食を提供するお店でもあり、午前7時から営業していて、バスで到着する人には嬉しい対応です。 モーニング @木戸銭 酒田駅近く 土門拳記念館へ この旅の目的は土門拳記念館訪問です。酒田駅から土門拳記念館まで歩いて1時間ちょっとありました。それで、酒田駅から自転車で行ける距離で、レンタサイクルを借りようと思ったら、レンタサイクルだけ冬季休業中でした。アイスバ…
「輝きは時代を超えて」との副題。 1964年からの二年間、「婦人公論」の企画で女優さんたちと文化財を組み合わせ写真を撮り、それに『土門拳』が文を添え掲載する、との。 それにしても改めて驚かされるのは昭和の女優さんたちの煌めくような美しさ。 『加賀まりこ』『岡田茉莉子』『吉永小百合』といった。 もう一つは、おおらかな時代だったのだろう、国宝クラスの仏像に、近接して撮るだけではなく女優さんが(手袋をしているとは言え)手を添えている一枚の驚き。 イマイマだったら、問題になること間違いなし(笑)。 会期は1月15日(月)~3月22日(金)。
土門拳記念館 美術館・記念館系は閉館時間間際がなかなかいい。 人もまばらでゆっくり観られるという事もあるが、館内の空気感が少しゆるくなってくるのがいい。 受付の係の人が入場料などを数える頃になると、展示作品たちの肩の荷も下りるらしく、やわらかな感じに見え始めるから不思議だ。 そんな時間に訪ねるのもおススメ。
土門拳記念館
土門拳記念館にて 土門拳と言えば言わずと知れた山形県酒田市出身の硬派な写真家だ。 自分のような軟派な写真愛好家が出入りするような場所ではないのだが、閉館時間間際にこっそりと訪ねた。 大伸ばしのフィルムプリントの立体感はさすがだなと思いつつ、管内の撮影はOK(条件付き)とのことだったので、そちらに夢中になってしまう。 やはり、軟派な写真愛好家的写真である。
▶サッポロビールが恵比寿にあった旧工場跡地を再開発するのではないかとの話が出たのは、随分前のことだったような気がする。あれはバブルの頃だったか・・。それから30年以上経った5月10日、東京に出たついでに、再開発された「恵比寿ガーデンプレイス」に行った。特段、再開発された街に興味があった訳ではない。たまたまガーデンプレイス内にある東京都写真美術館で「土門拳の古寺巡礼」の写真展が開催されており、会期が5月14日までなので、かねてより何とか一度は覗いてみたいと思っていたからである。 ▶写真に興味がある人なら、写真家・土門拳(どもんけん)の名前を知らない人はいないだろう。ただ彼は既に30年以上前に亡く…
生老病死は苦であるはお釈迦様の教え。 苦は苦しいという意味ではなく思い通りにならないことという意味です。 いつまで生きられるか?いつまで若々しくいられるか?どんな病気に襲われるか?そして死ぬことも、いつどこでどのように命がなくなるか?これらすべてが思い通りにならない。 自分の死を予想し、その通りに召されることを可能にした聖人がおられる。 イエス・キリスト、お釈迦様、ヨガナンダ、空海、山岡鉄舟。 写真家土門拳は「人間は死ぬ。どうじたばたしても、しょせんいつかは絶対に死ぬ」と死ぬことと生きることで書いている。 最後の土門拳はどのような死にざまを見せたのだろう。 死は人間として生きてきた集大成。晴れ…
以前、山形に行った時に「土門拳記念館」によりました。 「どうする?行ってみる?」 「行きましょう」 という軽い気持ちで行きました。 有名な写真家さんですね。
土門拳さんといえば 絶対非演出の絶対スナップ という 恐ろしいテーマを掲げる 写真界の大御所でした 写真学生時代を 振り返っても 称賛する人はいましたが 目指す人はいませんでした とても敵わない とか 恐れ多い気持ちがありました それに比べ 木村伊兵衛さんやブレッソンは もっと自然で 自身の存在感を消し 撮っていることすら気付かれないように撮影していました 特にブレッソンはかなり秘密主義で 自身の顔写真を公開してませんでした 一度木村伊兵衛さんの撮影を目撃したことがあります 東京のデパートの屋上は 当時遊具が色々あり 子供や親子連れが遊んでいました 茶色のウールのコートに山高帽 どう見ても品の…
土門拳さんの子供写真がまとめられて発売されました 写真集『土門拳のこどもたち 』 | 株式会社クレヴィス 土門拳さんは古寺巡礼など仏像やお寺の写真が有名ですが 人物の とりわけ子供写真が素晴らしいことは あまり知られていません 早速注文して今日届きました 帯にはたけし(北野武)の 土門さんの写真には、ガキのころの俺がいるね。 帯の背には 笑い声が聞こえる 貧しかったけど「遊び」だけはあった時代。 著名な写真や素晴らしい写真がいくつもあり 有名な筑豊のこどもたちの写真もありました 発売当時僅か100円で ざら紙のペナペナな冊子でした 学生時代御茶ノ水の古書店で見つけましたが 12000円の値が付…
2024/04/05 チャリンコで東北へ行く旅、10日目は鶴岡を離れ赤川沿いに下って酒田、そしてさらにその先秋田県との県境の町である遊佐町まで走った。早朝は霞がかかってうっすらとしか見えなかった鳥海山も徐々にその輪郭をハッキリと見せ始め、昼頃からはこれ以上ないほどの晴天の下、真っ白な雪をいただく姿を惜しみなく見せてくれた。 酒田市では市内をポタリングして「最上川」「山居倉庫」「山王クラブ」「土門拳記念館」と観てまわった。そして酒田市から遊佐町へは鳥海山を眺めながらのサイクリング。遊佐町に入ってからは「丸池様・牛渡川」「十六羅漢岩」と観光名所を二カ所観てまわった。 赤川を下って酒田へ、そして遊佐…
こんにちは。マンションを買いたい株初心者のめめです。 ここ数年美術館に行くことが多いので覚書。美術には詳しくないけど、楽しく絵画を見たり、素敵な建物を見て回ったり、仏像を見るのが特に好きです。 1月(1) 特別展「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」(東京都美術館) 2月(3) ヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL END(森アーツセンターギャラリー) 第16回shiseido art egg 岡 ともみ展「サカサゴト」(資生堂ギャラリー) はしもとみお 木彫展─時をかけるケモノたち─(ギンザタナカ 銀座本店) 3月(3) 第16回shiseido art egg…
正午前、妻と二人で自宅最寄駅から上り快速電車に乗った 東京駅一階丸の内北口から出て駅前広場を横切る ウィークデイのお昼過ぎ そこは、赤煉瓦の駅舎をバックに写真を撮る外国人で溢れていた 僕たちは紀州山海料理「愚庵 丸の内店」でランチをとるため 信号機のある交差点を足早に渡り丸ビルに入った エスカレーターで6階まで登ると直ぐ左手にある料理店 午後1時少し前は サラリーマンの昼休みが終わる時間 ついさっきまでは喧騒の時間帯だ 今はそれを少し過ぎたやや静かなとき 店内を見渡すとみんなおしゃべりしながらランチを楽しんでいる 殆どが女性だ 30代と思しきお洒落に着飾った女性がカウンターで一人、メニューを見…
東京ステーションギャラリーの『安井仲治 生誕120年 僕の大切な写真』展を先日訪問した。この企画展は愛知県美術館、兵庫県立美術館でも巡回展示される。200点以上の作品を堪能した。 38歳で夭折した安井仲治(1903-1942)というカメラマンは写真の可能性を切り拓いた偉大なアマチュア写真家だった。戦前のわずか20年の仕事ぶりは、「写真とはかくあるべきものだ」と興奮して叫んだ土門拳や、「初めてのリアリズムであり、モダニズムではなかったか」と熱っぽく語った森山大道などから賞賛を受けている。 代表作は以下。「猿回しの図」(見物人に焦点)。「メーデー」(報道写真の先取り)。「流氓(るぼう)ユダヤ」シリ…
くわばら・しせい 1936年島根県生まれ。60年に東京農大と東京綜合写真専門学校を卒業。フリーの写真家として水俣に通う。韓国や北朝鮮、ベトナム戦争、旧ソ連崩壊なども取材した。63年に日本写真批評家協会新人賞、82年に伊奈信男賞、2014年に土門拳賞などを受賞。著書「報道写真家」など。「水俣事件」「いのちの物語 水俣」など写真集多数。 1枚の写真が、幾千幾万の言葉より雄弁に、事実を物語ることがある。熊本県水俣市のチッソ水俣工場の排水が原因で発生した水俣病を巡り、東京在住のフォトジャーナリスト桑原史成(しせい)さん(87)は60年以上、現地に通い撮影を続けている。水俣病が1956年に公式確認されて…
落語の「抜け雀(すずめ)」の舞台は小田原の宿。あまり繁盛していない宿屋の主人が客を呼び止める触れ込みがおもしろい ▼「手前どもはこの小田原の宿で、一、二(大声で)…よりは下がります。三(やはり大声で)よりはやっぱり下がりますが、でも四よりは…下がるんで…」。高い評判を取っているのかと思って聞いていれば順位がどんどん下がっていく ▼貧しいながらも、正直な宿屋の主人の顔が浮かんでくるが、近ごろは怪しげな「1位」を宣伝し、消費者の目を欺く商売が後を絶たないらしい。商品やサービスに合理的な根拠のない「No.1」を表示する広告などに対し、消費者庁が実態調査に乗り出すそうだ ▼商品やサービスを実際に利用し…
岩船寺の花手水 長辺4200はこちらに SL2-S 1/250 f8.0 RAW ISO200 WB auto ヴァリオエルマリート - SL f2.8-4.0/24-90mm(49mm) 浄瑠璃寺の参道を仕切る猫 長辺3600はこちらに iPhone12mini ここはローアングルだったのでiPhoneにお任せ 今年は土門拳カレンダーとは違う角度から少しの紅葉と本堂(阿弥陀堂) 長辺6000はこちらに SL2-S 1/200 f5.6 RAW ISO160 WB auto ヴァリオエルマリート - SL f2.8-4.0/24-90mm(77mm) 2018年以来の修理とその後の美術館展示が…
タイトル タイトル(掲載誌) 出版者 荒地詩集・1953年版 近代文学 東京 : 近代文学社 現代詩の革命について--危機の自覚 文学 東京 : 岩波書店 l 抒情詩の革命と未来--小野十三郎「詩論」について 短歌俳句研究 / 新日本文学会短歌俳句委員会 編 東京 : 伊藤書店 l 壺井繁治論 詩学 東京 : 詩学社 小野十三郎論 詩学 東京 : 詩学社 金子光晴集 詩学 東京 : 詩学社 戦後詩の主題 詩学 東京 : 詩学社 志沢正躬を悼む--さびしい夏 詩学 東京 : 詩学社 不躾な金子光晴論 詩学 東京 : 詩学社 求道者トルストイの最期--「真理…私は大いに愛している」 潮 / 潮出版…
ノンフィクションやドキュメンタリーの表現者を、取材へと突き動かすものは何か?というお話です。 みなさん熱量がすごい・・・逆にそこまでだからこそか・・・と感じました。 P30 藤井 徹底的に取材現場に通う・・・そうした取材方法をどこで身につけたのですか? 中原 もともと僕は料理雑誌が好きで、料理のことを取材して書きたかった。駆け出しのライターのときに、ある出版社の編集者が僕にこう言いました。 「食べ物のことをやりたいのだったら、とにかく銀座を知らないと話にならない」 ・・・とは言っても、なにをすればいいのかわからない。で、その編集者がなにをしたかというと、僕が編集部に顔を出すたびに、三〇〇〇円を…
高橋和巳は長編を主に書いていて、短編は極めて少ない。たぶんこの一冊だけ。解説には発表場所と年が書いていない。いつどういう状況書かれたものかはとても重要な情報なのに、そこに触れない解説や評論は無用。おそらく「悲の器」の前に書かれた習作だろう。いくつかの短編はのちの長編につながりそうなテーマを扱っている。 散華 ・・・ 電力会社法務課の大家は鳴門海峡の個人所有の島を鉄塔建設のために買収する仕事を任された。そこにいたのは国家主義者だった老人。彼のファナティックな国防論に影響された士官は特攻を計画した。大家は元特攻兵だった。今は隠遁して自給自足の生活をする老人は大家にナショナリズムや国家の議論をふっか…
土門記念館訪問 20240315 はじめて酒田市に来ています 新潟県柏崎市の佐藤さんのFBに土門拳記念館について紹介があり、土門拳がみたくなり休みをとって来ました。久しぶりに夜行バスに渋谷から乗りました。少し疲れますね。酒田市に来るのは初めてです。それよりも何よりも山形県に来るのが初めてだと思います。福島県会津までは来たことがあります。思ったよりも遠いものです。 土門拳記念館 思い出の作品 15歳頃でしたが、「筑豊のこどもたち」や「こどもたち」や「風貌」、「古寺巡礼」、「棟方志功」などが学生時代に図書館で引っ張り出して、眺めていました。「筑豊のこどもたち」はとても心に焼きついています。「古寺巡…
皆様方、如何お過ごしでしょうか?我が家の写真アルバムを整理していたら、10年前の東京都写真美術館、一時閉館の写真が出てきました。全くもって嬉しい限り、大感激です。添付の一覧は、私が尊敬する写真家の方々です。日々、更新して参りますので、ご一読くださいませ。それでは、また! 西暦<故人一覧> 2024年写真家 篠山紀信 2024年1月4日 享年83歳 2023年写真家 池田大作 2023年11月15日 享年95歳 2022年風景写真家 竹内敏信 2月27日(日) 78歳 報道写真家 三留理男 3月22日(火) 83歳 山岳写真家 白川義員 4月5日(火) 87歳 報道写真家 田沼武能 6月1日(水…
( 2024.2 酒田市・土門拳記念館にて )