「地上げ」とは権利関係が細かく分かれていたり錯綜している土地を一つにまとめあげて使用価値を高めることで、再開発などの前提となる。特に転売目的で強引な手法を用いて地上げを行う人や企業のことを地上げ屋とよぶ。日本の不動産価格が高騰した1980年代のバブル期には強引な手法による地上げが横行したため、ネガティブなイメージが強い言葉となった。
日本では1980年代のバブル景気の時に多く存在した。本来の価格以上になるまで転売を重ね、膨大な利益を稼ぐ。その後、1990年代初頭にバブル景気が崩壊すると同時に多くが破綻した。融資した金融機関は巨額の不良債権を抱えることとなった。