たぬきは蘇りました。 出口のない迷路に迷い込み、酸欠と恐怖で気が狂いそうになりながら誰か殺してくれと願い続け、されど自分で死ぬこともできず、最悪のみじめな気分が続いていました。 人はこれを鬱と呼ぶます。素人にはわからないかもしれませんが、本物の鬱は寝転がって天井をみつめつづけていると日が登っては暗くなる無間地獄なので、いまはまだマシなほうです。 というか、10月あたりから2月にかけては毎年気分が強烈に落ち込んで、お風呂に入ってはその温かさが申し訳なくてポロポロ泣くような女児メンタルになりがちなんですが、今年は魔法少女になろうとして変身が溶けて小学五年生になってしまいました。 何事も自分しだいと…