こんにちは。きのひです。 「雨柳堂夢咄(うりゅうどうゆめばなし) 其ノ六」 波津彬子 著 を読みました。 2007年10月1日 新版第1刷発行 久馬顕充(きゅうまあきみつ)は風俗史家(ふうぞくしか)です。 本業は親の代からの劇場経営。 劇場で怪談話が当たった事から彼の父親は幽霊画の収集を始めました。 画家の娘である日鶴(ひづる)は久馬に幽霊画を見せてもらうことにした。 展示してある幽霊画を見ていると久馬がやってきました。 「いかがですか?」 「久馬先生。近くで見るとさすがに迫力があります」 「でも八割がたは女の幽霊ですのね。よほど女は恨んだり未練を残したりしていると思われてるのかしら」 「何だ…