地蔵菩薩の縁日である8月24日を中心におこなわれる地蔵尊をまつる行事。もとは、陰暦7月24日に行われた。近畿地方(とくに京阪神)では、子供や地域を守護する仏として地蔵尊が祀られ、8月23・24日を中心にして地蔵盆がさかんにおこなわれる。
町内や自治会で催される地蔵盆では、祠にまつっている地蔵尊を荘厳し、たくさんの供物や灯明などを供え、仏名や地蔵和讃を唱えて供養する。また、僧侶を招いて法要をいとなみ、百万遍の大数珠繰りなどをおこなう場合もある。また子供たちは、ゲームをしたり供物の菓子をもらうなどして楽しいひとときを過ごす。現在は、参加者の都合にあわせて、日程を土日曜にふりかえて行なうところも増えている。
地蔵会。地蔵祭り。
[季]秋。