どう生きるかよりどう死ぬかを考える時間の方が長い人生だった気がする。 持論にすぎないが、生と死のどちらに関心が向かうかで、人は2つに分けられる。自分はそれを、パーソナルカラー診断のごとく「生きベ/死にベ」などと呼んでおり、貴様はどっちだ、と人に問うたりしている。 理想の死に方というのは永遠に議論の的となるテーマだが、メジャーな死に方ではやはり無味乾燥でテンションが上がってこないし、あまりに「おもしろ」でもなんだかなぁというところで、安楽死まわりの言説にも下手に首をつっこめないので、考えてきた時間の膨大さの割にはとくに何を語れるわけでもなく、「『考えさせられました』との映画レビューを残す、具体的…