百人一首第31番目の歌の作者は坂上是則。 三十六歌仙の一人です。 今回は坂上是則について紹介します。 坂上是則とは 生年は不明、没年が930年頃。 大和大掾に任じられていますので、それで吉野への愛着が強かったのかもしれません。 最終官位は従五位下・加賀介。 地方官に始まり、地方官に終わった人でした。 吉野とは、奈良県吉野郡、吉野川流域。 桜の名所の吉野山もあります。 古来、吉野には多くの天皇の離宮がありました。 それで吉野を古里と思う人も多かったのでしょう。 そういえば、百人一首には都の周辺に降る雪のことがいくつかの歌で詠まれています。 当時は雪が降り積もることがよくあったのでしょうね。 時代…