このところ朝の個室で読んでいる文庫本にあったくだりです。 「適当な一冊を手にし、適当な文章を読み散かし、時間が過ぎて行きます。 原稿の締め切りさえなければ、そういう時間の過ごし方はとても幸福です。 長谷川四郎の文章は、そしてその流れに身をまかせることは、他の誰の文章 にもまして、そういう幸福を、いつも与えてくれます。」 上に引用したのは坪内祐三さんの「考える人 長谷川四郎」の冒頭の一部 となります。 考える人 (新潮文庫) 作者:祐三, 坪内 発売日: 2009/01/28 メディア: 文庫 坪内さんはなんとなく威張りんぼうというような感じを受けるのですが、 この長谷川四郎さんについての文章に…