坪内逍遥訳「ロミオとヂュリエット」。 ヂュリ おゝ、ロミオ、ロミオ! 何故卿(おまへ)はロミオぢゃ! 父御(ててご)をも、自身の名をも棄てゝしまや。それが否(いや)ならば、せめても予(わし)の戀人ぢゃと誓言して下され。すれば予ゃ最早カピューレットではない。 ウィリアム・シェークスピア「ロミオとヂュリエット」(坪内逍遥訳) ジュリエットが、ロリ婆になっている。 佐野 昭子「日本における『ロミオとジュリエット』」という論文によると、坪内逍遥訳の「ロミオとヂュリエット」は、1914年に文芸座、1918年に文芸協会、1950年に前進座によって上演されているという。 https://appsv.main…