島津義久(しまづよしひさ)には娘が3人いる。長女は御平(於平、おひら)、次女は新城(しんじょう)、三女は亀寿(かめじゅ)と呼ばれている。 島津義久は島津氏の16代当主に数えられる。薩摩国・大隅国・日向国を制圧し、さらには九州全土へとその勢力を広げた。ただ、島津義久には男子がなかった。当然、後継者をどうするのかという問題が出てくるのである。そんな中で、島津義久の娘たちの存在がかなり重要になってくる、「島津義久の血をつなぐ者」として。 島津義久の略伝 島津義久の妻たち 長女の御平 三女の亀寿 次女の新城 御平の孫娘が血をつなぐ なお、日付については旧暦にて記す。 島津義久の略伝 島津義久は天文2年…