ニームの垂直式日時計(正午計) 前回、ニームの写真は一枚だけと書いていましたが、改めて確認すると、今回の写真も引き続きニームで撮ったもののようです。いわゆる「日時計」です。市役所周辺で撮ったものだと思われます。このような壁に取り付けた日時計は「垂直式日時計」と呼ばれます。更にこの画像のように、数字がⅫだけしかないような日時計は「正午計」と呼ばれます。このような正午計の用途については、ジャック・アタリ著の「時間の歴史」(蔵持不三也訳, 1986年, 原書房, p.178)に書かれているそうです。…1750年、カサノヴァは『回想録』にこう記している。≪庭には沢山の人がいたが、彼らは皆じっと空を見上…