本名、杉浦英一。 1927年生まれ。名古屋出身。1952年一橋大学卒業。愛知学芸大学(現愛知教育大学)在職中の、1958年、「輸出」で文学界新人賞受賞。1959年、「総会屋錦城」で直木賞受賞。1963年、退職し、文筆業に専念。 『男子の本懐』、『鼠 鈴木商店焼き打ち事件』、『粗にして野だが卑ではない』などの小説を多数執筆し、「経済小説」というジャンルを成立させた一人者。 2007年3月22日没。79歳。
打たれ強く生きる (新潮文庫) 著者 : 城山三郎 新潮社 発売日 : 1989-05-29 ブクログでレビューを見る» 城山三郎のエッセイ集『打たれ強く生きる』を読みました。城山三郎の作品を読むのは、10年前に読了した『粗にして野だが卑ではない―石田礼助の生涯』以来なので久し振りですね。-----story-------------人を押しのけず、振り回されもせず、ぼちぼちと人生を歩けばいい。城山三郎が贈るビジネスマンへのエール。自分だけの時計、歩け歩け、ぼちぼちが一番、配転は新しいはじまり、ふり回されるな、乱反射する友を――常にパーフェクトを求め、他人を押しのけることで、人生の真の強者とな…
おはようございます。 読書がライフワークになっている 医療業界のコンサルタント ジーネット株式会社の小野勝広です。 最近、企業の在り方を考えることが多いです。 もちろん自社をどうするか?もありますが、 日本社会全体を考えています。 それこそ資本主義のままでいいのか、 働くとは何ぞや?仕事とは? 職業とは?キャリアとは?のように 多角的、多面的に考えているつもりです。 私ごときが考えたからと言って、 別に大したことができるわけではありませんが、 それでも考えざるを得ないのです。 きっと「過渡期」なのだろうなと思います。 100年後には今の時代がポイントと 言われそうな気がします。 現代を生きる私…
最近父から一日に頻繁に電話があり、ウンザリしています。多少せん妄の傾向があり、多い時には5回も6回も電話があります。 応援いただけると励みになります! 夜中や明け方にも・・・被害妄想的な電話です。変な人が来たとか、こけてどこかをぶつけた、お通じが出ない等々。毎回いろいろな理由を付けては電話をしてきます。 寂しいのは分かりますが、起こされる私の身にもなって欲しいです。 ※武蔵野市の図書館に行くとアニメのJCスタッフが入るビルが見えます。自分の時間はゆっくり過ごしたいですね。 幸い今仕事はしてなくて毎日が日曜日。プー太郎なので問題はないですが、仕事をするようになったら、変な時間に電話をかけてくるの…
(2020年4月1日投稿) 評価5(5段階評価) 東京裁判で絞首刑となったA級戦犯7人で唯一の文官であった元総理、外務大臣・広田弘毅の生涯を綴った名作。持論の協和外交に努めながら、その努力を妨害し続けた軍人と共に処刑されるという運命を迎えた広田は一切の弁解をせず死を受け入れる。「物来順応」「自ら計らわぬ」の言葉が重い。 極東軍事裁判(東京裁判)の場で、一切の弁明を断って、国を代表する者としての責任を死をもって果たした広田。保身ゆえに見苦しい姿をさらす軍人たちとの人間性の違いに驚いた。10万人を超す減刑嘆願の署名が集まり、当時の吉田首相がGHQへ減刑の直談判をしたことは当然のことである。 広田弘…
(2020年3月19日投稿) 評価5(5段階評価) 海軍大尉の関行男と中津留達雄は海軍兵学校同期で23歳。関は神風特攻隊第1号(敷島隊)に選ばれレイテ沖に散る。中津留は玉音放送の日、終戦を知らされることもなく宇垣纏司令長官とともに沖縄で最期を迎える。二人の妻、両親との逸話を織り込んだ秀作。涙を禁じえなかった。 人間魚雷・回天、人間ロケット・桜花などの特攻兵器による「虐殺」。幾多の若者が人生を無駄に終わらせられた。あまりにむごい。狂っている。私たちは、この出来事を忘れてはならない。
『考える力がつく本 本・新聞・ネットの読み方、情報整理の「超」入門』(池上彰著/2016年)を読んで出会えた本。歴史の偉人本っぽく感じたけど、たくさん考えさせられた。 ログ6) はねいぬ1次思考) はねいぬ2次思考) はねいぬ3次思考) ログ7) はねいぬ1次思考) はねいぬ2次思考) はねいぬ3次思考) ログ8) はねいぬ1次思考) はねいぬ2次思考) はねいぬ3次思考) ログ9)(棋士の中原さんのお話として) はねいぬ1次思考) はねいぬ2次思考) はねいぬ3次思考思考) ログ10)(足尾鉱毒事件での田中正造は) はねいぬ1次思考) はねいぬ2次思考) ログ6) (広田さんは妻が)自殺した…
『考える力がつく本 本・新聞・ネットの読み方、情報整理の「超」入門』(池上彰著/2016年)を読んで出会えた本。歴史の偉人本っぽく感じたけど、たくさん考えさせられた。 ログ1) 魅力とは何か、非常に定義しにくい言葉です。けれども逆に、<魅力がない>とは何かを考えてみると、こちらはわかりやすいですね。魅力のない人とはどういう人か、皆さんの周りを見回しても割に多いんじゃないですか。つまり型にはまった人間ですね。これは魅力がない。周りに大勢いるということは、人間はつい、すぐに型にはまった暮らしをしてしまうのです。あるいは、型にはまった人間になってしまうのです。 引用元:少しだけ、無理をして生きる(城…
落日燃ゆ(新潮文庫) 作者:城山三郎 新潮社 Amazon あらすじ 平和につくした外交官が、なぜA級戦犯となり、絞首刑となったのか。元首相・外相、広田弘毅の生涯。毎日出版文化賞・吉川英治文学賞受賞。 東京裁判で絞首刑を宣告された七人のA級戦犯のうち、ただ一人の文官であった元総理、外相広田弘毅。戦争防止に努めながら、その努力に水をさし続けた軍人たちと共に処刑されるという運命に直面させられた広田。そしてそれを従容として受け入れ一切の弁解をしなかった広田の生涯を、激動の昭和史と重ねながら抑制した筆致で克明にたどる。 読後感想 広田弘毅の半生記 石屋の息子として生まれ、決して家系的には恵まれたもので…
吉村昭と城山三郎は同じ昭和2年生まれの同業者。二人の対談が「きみの流儀・ぼくの流儀」と題して『回り灯籠』(吉村昭)に収められている。 城山「流儀って、いい言葉ですよね。落ち着くんだよね、なんとなく。若い人に使われると、合わないけどね」吉村「不思議な言葉ですね」 この中で城山さんは「僕は作家になりたいというより、戦争中の体験だけは残したい、というのが一番先にあった。自費出版でもいい、とにかく書き残したいと思ってね」と言われていた。二人が共通して「戦時中と戦後と変わらない。戦後をきちんと生きている人だな」「この人は本物だな」と思った作家に大岡昇平を挙げていた。 読んでみようと思いながら未読のままな…
導入 この記事は、前回の #136「株主提案という幻想──昭和の怒号、令和の静かな暴力」に続く考察です。現代の株主提案制度が抱える制度疲労を背景に、今一度「昭和の株主」とは何だったのか、その中でも特に“総会屋”と呼ばれた存在に焦点を当ててみたいと思います。 「総会屋」と聞くと、多くの人は昭和の株主総会で怒鳴り散らすヤクザのような人物を思い浮かべるだろう。配当金よこせ、社長は辞めろ――。そんな過激な怒号と共に企業に圧力をかけ、時に金銭的な見返りを要求する存在。 だが、経済小説家・城山三郎が描いた「総会屋」は、そのような一面的な姿とは違っていた。彼らは時に、元新聞記者やジャーナリストだった者も含ま…