大正時代の貧しい炭焼き小屋の長男として生まれ、父亡きあと母を支えて家業と弟妹の世話と家事を担っていた炭治郎の行動の基盤は、「ケアの倫理」にある。ケアの倫理とは、儒教道徳のように秩序を守るために一般化された原理ではなく、それぞれ異なる他者の感情を想像し、配慮し、手を差し伸べるといった具体的な実践に価値をおく倫理である。兄とともに家を支えていた長女の禰豆子も、兄の倫理感を継承している。(堀越英美『親切で世界を救えるか』太田出版、2023) こんばんは。儒教道徳とケアの倫理は、違う。では、学校道徳とケアの倫理はどうでしょうか。ライターの堀越英美さんによると、 違う。 堀越英美さんの『親切で世界を救え…