堂場瞬一

割れた誇り ラストライン 2 (文春文庫) 作者:瞬一, 堂場 文藝春秋 Amazon 堂場瞬一の警察小説「ラストライン」シリーズ第2弾。 女子大生殺人事件の容疑者として逮捕されていた田岡勇太が、地裁でまさかの無罪となり、自宅に戻った。近所は不穏な空気に包まれ、田岡への嫌がらせも発生。そんな中、女子大生の恋人だった男が殺される。判決後も田岡に執拗に迫っていたため、返り討ちも疑われたが、一方で今度は田岡が襲われた―。これは復讐の連鎖なのか。 以下、ネタバレ有りですのでご了承ください テーマは冤罪かなぁ…… もしくは加害者の家族。 大変難しい、ある意味答えの出ない問題でもあるので考えさせられます。…

ラストライン (文春文庫) 作者:堂場 瞬一 文藝春秋 Amazon 定年まであと10年の岩倉剛は、50歳になる誕生日の目前、捜査一課から所轄の南大田署に異動となる。その直後に管内で独居老人が殺される事件が発生。彼は、元交番勤務で同じく異動してきたばかりの後輩女性刑事・伊東彩香と共に事件の捜査に加わる。一方、さらに管内では新聞記者の自殺が発覚し――。 異様に記憶力に優れ、また行く先々で事件を呼ぶと言われるベテラン刑事。 以下、ネタバレ有りですのでご了承ください ベテラン刑事のシリーズ。 堂場瞬一の作品の魅力のひとつに他シリーズと同一線上にあり、会話の中などに他シリーズの刑事の名前などが出てくる…

読者の皆さま、今年もお世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます m(_ _)m 私のブログも２年半を経過し、投稿した記事も６００に迫るところまできました。 ブログを始めた理由の１つは、自分の読書遍歴を整理してまとめること。ブログ（ＰＣ版）右の「カテゴリー欄」も、当初思い描いていたものに近づいてきました。 ところで私の投稿の仕方は、同じジャンルを「くくって」続けるため、現在は今年５月から開始した「歴史小説」一色😓 当然「関連記事」も「注目記事」も同じジャンルばかり。 そこで今回、歴史小説以前に取り上げた「ミステリー」,「経済小説」,「雑記」の２０のカテゴリーから各１作品ずつ選んで、ブログ…

「堂場瞬一の『メディア三部作』」の第三弾は、『社長室の冬』（集英社、2016年）です。日本新報の社長室に異動した南康祐。取材とはまったく関係のない部署に移ってまだニケ月目。仕事にはなじめていません。ところが、同社の外資への売却話が進むなか、推進役の小寺社長が急死します。そして、南は後継者となった新里明新社長の側近として奔走することに。大手新聞社がおかれている厳しい現実の一端を知ることができます。 [おもしろさ] 「紙の新聞」VS「ウェブ新聞」 日本新報の売却先として登場する「AMC」は、「アメリカのローカル紙を次々に買収し、紙の新聞の発行を停止して、ウェブサイトのみでニュースを流すビジネスモデ…

スポーツ小説や警察小説の分野で数々のヒット作を出している堂場瞬一。そんな作者が若き新聞記者・南康祐を主人公にして、時代の荒波に揉まれて揺れ動いている新聞社が直面している課題・難題に真っ正面から挑んだ作品を上梓されています。『警察（サツ）回りの夏』（2014年）、『蛮政の秋』（2015年）、『社長室の冬』（2016年）の三冊です。そこでは、新聞記者の仕事内容・プライド・あるべき姿や、新聞社という組織の特性はもちろんのこと、①公権力の行き過ぎた弊害や濫用を監視するという「ジャーナリズム精神」が、新聞をはじめとする既存のメディアから急速に失われつつあるという危機感、②ネットの世界では、必ずしも根拠や…

今朝の朝日新聞に「オリンピック開催地を毎回東京にすればいい」との意見が載っていて、「よくぞ言ってくれた」と感心しました。朝日新聞らしくない斬新なアイデアですが、元読売新聞記者で作家の堂場瞬一の意見でした。 この案の最大のメリットは開催費用の節約、および競技施設の有効利用です。現状だと開催地をいつも変えるので、開催のたびに巨大な競技施設を世界中に造っていますが、明らかにムダです。1か所にすれば、この現状のオリンピックの最大の問題点が大幅に改善します。 次のメリットは、堂場の言うように日本の「高校野球の全国大会＝甲子園」というイメージが固定しているように、「夏のオリンピック＝東京」というイメージが…

今週のお題「最近読んでるもの」 ハイサイおはようございます！ 実は読者家のペンギン https://twitter.com/asupenguin777 です！ はてなブログの今週のお題が「最近読んでるもの」ということなので、最近読んだ本の中で特に面白いなと思った書籍をご紹介していきたいと思います！ それがこちらです！ 堂場瞬一著『夜の終焉』 堂場瞬一さんは警察小説と呼ばれるジャンルを得意とする作家さんです 警察小説とは ja.wikipedia.org こちらの本は知人に紹介されて読んでみたのですが、警察小説を読んだことがなく、その手のドラマもあまり見てこなかったペンギンでも楽しめました∩^ω…

こんばんは、 favorite-lifeです。 好きな物、好きな人に囲まれ、 好きな仕事で楽しく悠々自適な 日々を送る。。。 そんな生活に憧れています。 ーーー いかがお過ごしですか？ 急に暑くなったけど朝晩は冷えますね。 私も出勤日には朝から現場に行っています。 朝の丸の内線、もうすぐ池袋。 立教の校章帽を持った小学生の坊ちゃんが 目の前の空いてる席に座りました。 なんとなく品のある坊ちゃんは 徐に鼻くそをほじり始めた。 こっちをじっと見てくる。 坊ちゃん、私は貴方の家族でも 学校関係者でもないよ。 好きなだけほじりなさい。 取った物は自分で処理してね。 ほじった指を舐める仕草も品があった。…

◎ やり残した ５年のブランク 再試合戦い終えて ノーサイド 「二度目のノーサイド」堂場瞬一

本好きは、常に新しい出会いを求めています。書店で、図書館で、目立つよう平積みされた本をチェックし、次は林立した書架にぎっしり並ぶ背表紙を眺めてうろうろ。事前の情報収集で、読みたい本が決まっていれば、真っ直ぐお目当ての1冊に向かうこともあるでしょう。 読んで面白かった本があり、またがっかりする場合もあります。本選びは、作品内容と自分とのマッチングを推測する「目利き」のようなもので、読書の楽しみはもうそこから始まっています。 ときには、読み終えるのが惜しい本に遭遇します。ところがそんな1冊でさえ、再読することはめったにありません。 音楽なら、お気に入りの曲を繰り返し聴きます。20代にLPレコードで…

20240310Sunday 7：00起床。家内OFF。洗濯。晴れ。今朝は4：00手洗い。 8：20PC BLOG。 8：45散歩。土々ヶ根 花の木 農高裏 新関戸 北関戸 甚平坂 関戸 北関戸。 甚平坂では 外国人M二名のトレッカーが休憩中。挨拶したが いい景色だと北を指す。 どうやら いつもの豪州人と推定した。向こうが「さよなら」と言ってくれた。 9：25帰宅。読書。お茶、菓子。 Y外出。 9：55図書館へ借り換えに行く。 10：50帰宅。....の支度。 11：05BLOGUP。NET。馳星周・宮部みゆき・堂場瞬一。 11：35飯の支度。 残飯 みそ汁のこり カボチャ残り ひじき煮 生卵…

集英社の夏の文庫フェアの小冊子「ナツイチ2018」で紹介されていた本の一覧。 キャッチコピー（？）は「本をひらけば、夏びらき」（ナツイチの上部の言葉） 表紙のイラストはよまにゃです。かわいい。

こんばんは！ 今日の夕焼けです 明日は…晴れるかな~~？ 晴れて欲しいna~~~👏👏 でも…明日も雨降りなんですネ~~😭 天気がどんよりしてると…気分もどんよりしてきますよネ~~!! ブログを読んでる時に…ァ~~そ~だ！今日はあれ書こうっと(´∀｀*)ｳﾌﾌ!! でも…イザ…忘れた~~⁇さっき何を思ったんだろう…?? ダメだ~~思い出せない…eee~認知症の進行…??＿|￣|○ドドドドドド忘れでしょう…と思いたいyo~~!! そのうちに思い出すでしょう…??…タブン(/_;) 今日は朝から…イイエ~~(◞‸◟) 昨日の夜から…缶ビールをぶちまけるし~~kya~~タイヘン(ﾟдﾟ)！ 朝から知ら…

堂場瞬一さんの長編小説 「警視庁総合支援課2」シリーズ最新作 被害者そして加害者の家族への支援を行う部署という特殊な業務を請け負う「総合支援課」の活躍 事件そのものの捜査を手掛けるわけではないのだけど支援対象者の背景を知るために、初動から丁寧に追いかける中で初めて見えてくるものがある、そういうことがよくわかるストーリー。 警視庁失踪課の高城賢吾など、他シリーズのメンバも登場して協調して絡んでくるのは、嬉しい。 現実でも起きていそうで,悲しい結末。 最後の光か、このわずかな希望的なところも現実的なところだと思いました。 ■閑話休題主人公:柿谷晶が、休日に愛車のMG RV 8でのちょっとした遠出を…

ここ2か月ばかりの間、中山七里氏の本にどっぷりつかって、疲れた(^-^; 面白い作家につかまると他に何も手に付かなくなるので困る。面白かった本は手元に置いて眺めていたいが、思い切って古書店に売った。午前中に中山七里氏の本16冊。午後、もひとつ思い切って、一時ハマった堂場瞬一氏の本も売った。数えなかったけど持てるだけ持ってたぶん30冊くらい。 まだまだある。本の断捨離するぞ。。。 本日春一番が吹いた。道理で古書店往復で髪がぐちゃぐちゃになったわけだ。気温は20度越え。これにも驚いた。

堂場瞬一さんの長編小説 「日本の警察」シリーズ最新作 長い間逃亡していた極左の爆弾テロ犯(指名手配犯)が逮捕されるという最近起きた現実の出来事。 それと奇跡的にシンクロするストーリー。 現実の報道などでも少しずついろんなことがでてきているのだけど、 どんな人生だったのか、逃亡し続けられた理由は？と想像が膨らみますよね。それが本書の一番の読みどころになりました。（本書の出版年は2023年7月なので、完全に偶然の出来事だと思います。） 「日本の警察」シリーズ、堂場瞬一さんの他のシリーズとは違って、主人公たちのキャラクターはそんなに特徴的な表現をされていないのだけど、その分リアリティがあるのかなと思…

2/02 ライアン・ステック「燎原の死線 上」扶桑社ミステリー/ISBN: 9784594096274*1 2/02 ライアン・ステック「燎原の死線 下」扶桑社ミステリー/ISBN: 9784594096731*2 2/06 サラ・パレツキー「コールド・リバー 上」ハヤカワ・ミステリ文庫/ISBN: 9784150753825*3 2/06 サラ・パレツキー「コールド・リバー 下」ハヤカワ・ミステリ文庫/ISBN: 9784150753832 2/06 アヴラム・デイヴィッドスン「エステルハージ博士の事件簿」河出文庫/ISBN: 9784309467962*4 2/06 カミラ・レックバリ／ヘ…