東畑精一 (1899-1983、農業経済学者) 堀江恭一の借家人たち 三木清獄死の報を受けて 東畑精一の住居その後 [PR] 堀江恭一の借家人たち 1923年の関東大震災のあと、のどかな農村だった中野は都心からの避難者で人口が急増した。 旧中野村名主の子孫、堀江恭一は1918年から中野駅南に家屋敷を構えていたが、震災後に自宅のまわりの地所に貸家を増やした。これらは比較的豊かな人向けだったようだ。貸家のうちの一軒は、戦前の1941年まで官僚時代の岸信介が住んで、安倍晋三の母洋子が1928年に生まれ、帝大生時代の佐藤栄作が寄宿した。別の貸家には恭一の縁者で経団連会長を務めた石坂泰三が居住した。 現…