「グーグルブックス」で「神保町系オタオタ日記」を検索したら、見慣れない本がヒット。平山周吉『満洲国グランドホテル』(芸術新聞社、令和4年4月)である。拙ブログに言及していただきまして、ありがとうございます。同書の「第二十回 「満洲国に絶望した」衛藤利夫・満鉄奉天図書館長の「真摯なる夢」」から該当部分を引用しよう。 増田正雄が何者かとネットで調べると、ブログ「神保町系オタオタ日記」に登場する。日露実業役員、大亜細亜建設社賛助員、『満洲生活三十年』出版の資金協力者、そして大正十五年(一九二六)の宮内省怪文書事件の関係者、ということらしい。(略) 平山氏が増田について調べたのは、古書で入手したクリス…