第114話 いい日旅立ち~桜とテロリスト~ 不思議なもので、携帯でかけておいたアラームの、1時間前に 僕はパッチリと目が覚めた。 少し心配していたのだが、全く問題なく、僕の心は昨日のままで、エネルギーに満ち溢れている。 そして、旅立ちの朝は不思議だ。 何故かスッキリとした気分で、早起きが出来る。 まとめた荷物を背負い、フロントへと向かう。 相変わらず朝から全開の 二階の民家のドアの前を通り過ぎ、日の差し込まない暗黒路地から出て、通りをいつものように左折した。 ホテルに入り、先にフロントでチェックアウトをし、宿のモーニングを食べる。 うむ。。 良いパンだ。 蟻さんもいないし。うまうま。 そのまま…