www.youtube.com 東京国際映画祭でカザフスタン映画『士官候補生』を観た。カザフスタン映画といえば、東京国際映画祭関連だとエミール・バイガジン『ライフ』が記憶に新しい。監督は『イエロー・キャット』のディルハン・イェルジャノフ。 個人的に、これは結構厳しかった。士官学校というマチズモに支配された限定空間の中で行われる圧制が描かれると思いきや、次第に黒沢清的ホラーに転化していくが、士官学校ものとしてもホラーとしても中途半端で、あまり面白味を感じることはできなかった。『フルメタルジャケット』『エリートスクワッド』等の映画があるなか、本作におけるマチズモ空間の描写は結構生ぬるい。ホラーとし…