昨夜、NHKBSプレミアムで、ある特集ドラマを観た。終了後流れた、違うドラマの予告にハッとし見入ってしまった。 『二十四の瞳』 舞台は香川県小豆島。 私の生まれた場所であり、亡き両親が生まれ育ち晩年を過ごした故郷である。 ほんの数分だったが、ロケがされただろう物語の舞台となる風景や建物が映し出され その度、懐かしさで胸が熱くなった。 実は、正確には 小説の舞台は、その冒頭で「瀬戸内海べりの一寒村」とされている。 そして全ページを通じて、一切、舞台の具体的な地名は出てこない。 しかし、小説発表の2年後の1954年(昭和29年)に映画化された際(『二十四の瞳』)、原作者である壺井栄の故郷が香川県小…