自動販売機という文明の利器を、簡便で煩わしさの薄い装置として嗜好するという方向が、自販機文化を支えてきた傾向が強かったのが、近年までだったと思うが、いまや、キャッシュレスが敷衍し、セルフレジが拡大するにつれ、街中で触れる商品購買行為がおしなべて「自販機化」していると言えなくもない。 そんな時代に生まれた自販機への興味は、 懐古含みの、かつて新しかった装置への郷愁 と 自販機自体と販売物品の加工技術、その両面の技術革新によった新奇な装置 の二方向に別れたと思われる。 懐古含みの、かつて新しかった装置への郷愁は「こんな懐かしいモノが、こんなローテクで買えるんだ!」という方向。 自販機自体と販売物品…