マシンビジョンのようにカメラを使って距離的な測量をするのはイメージングの重要なアプリケーションの1つです. 精度よく行うためにはカメラ自体のイメージング系がどういった幾何的なパラメーターを持っているかを調べる必要がありますが, その目的のカメラキャリブレーションという確立した手法が画像処理の世界にあります. ここで使われているカメラレンズや収差の考え方が光学設計の考えとほほぼ同等ですが, 微妙な考え方の違いなどがあったりとおもしろいので, 特にディストーションについていろいろと考えてみました. キャリブレーションの種類 最初にちょこっとだけ説明するとイメージングのキャリブレーションというと, …