私は以前から「資本主義による市場経済」は限界を迎えていると漠然と思い続けていました。 コロナ禍の世界は大きな経済的ダメージを受けていますが、コロナが落ち着いた時、大規模な財政政策と金融緩和策で乗り切ろうとするのでしょうが、この方法では、もはや持続不可能だろうと思います。 バブル研究家の水野和夫法政大学教授は「「1980年以降は、バブルの生成と崩壊の繰り返し。しかも、規模は年を追うごとに大きくなり、ショックが起きた後の実体経済への悪影響が格段に増している」と述べています。 そしてその歪みは弱者に犠牲を強いたり、所得格差がいっそう進んだり、待ったなしの環境問題の改善を阻んだりと、目を覆わんばかりの…