読売新聞「試写室」にて『欲を言えば、総毛立つようなもっと怖いエピソードがあればと思ってしまった(道下航記者)』と、私と同じような感想を述べていた。本当にそう。「怖い」だけが全てではないけれど、なんか無難に攻めてる感じ。だから、自分が書くなら、『もっと攻めてほしい』か。コンプライアンスがナンボのもんじゃ。攻め立てた先に名作は生まれる。 1998年の【懲役30日】、2001年の【おばあちゃん】、2005年の【ネカマの男】のように、以前は各年に後の代表作があった。それがどうだろう、試しに昨年2021年は夏秋を通じ、パッと作品名が出てこない。‥おそらく大方の視聴者も同じだと思う。どれも印象が薄く、イン…