国家を代表して、外国に派遣され、あるいは駐在して、外国との交渉や交際を行う国家公務員。
外交官の仕事としては、相手国の情報を収集して本省に報告すること、相手国との協議や交渉、そのための下準備、相手国が主催する行事に参加するなどして両国の友好を深めることなどがある。その拠点となるのは大使館、総領事館などの在外公館である。日本の法令では外交使節と,外務公務員のうち参事官,書記官,外交官補などのこと。
第二次大戦下 ベルリン最後の日 ある外交官の記録 表紙 本日でこのブログは二十周年を迎えました。読んでいただいた皆様に感謝申し上げます。 第二次大戦下 ベルリン最後の日 ある外交官の記録 新関欽哉 著 日本放送出版協会 刊 NHKブックス 548 平成元年12月10日 第5刷発行 世界大戦勃発直前の1938年、外務省に入ってヨーロッパに赴いた著者。 リガおよびイスタンブールでの研究生生活の後、ドイツで三年半にわたり大使館員として勤務しました。 ヨーロッパでの最後の戦いとなったベルリン攻防戦の間もそのまま残留して、ナチス・ドイツ崩壊の有様を目の当たりに見たばかりでなく、その後シベリア経由で帰国し…
2019年2月号掲載 毎日新聞夕刊報道グループ記者(当時)/藤原章生 若槻泰雄さんが亡くなった。海外への移民や引き揚げ者の問題をめぐって政府を厳しく批判し、日本人とは何かを問うてきた大人(たいじん)だ。国家賠償訴訟にも積極的に関わってきたため、政府にすり寄る御用学者とは全く逆で、長く執筆を歓迎される立場にはなかった。この人の著作が忘れられ、消えていくのが私は残念でならない。 最初にお目にかかったのは2001年の8月だった。若槻さんは「外務省に消された日本人」という本を毎日新聞社から出版したばかりで、私はご自宅で初めてインタビューした。記事は短いものだったが、当時77歳の若槻さんの甲高い熱っぽい…
11月29日、元アメリカの国務長官(他国で言う外務大臣)を務めた学者――後には起業経営者――ヘンリー・キッシンジャー氏が死去した。享年100歳。 言うまでもなく彼は、現代史上最も有名な外交官である。 彼が文字通り世界を股に掛けた大活躍を見せたのは1970年代だが、それから50年も経った今でも彼の名を知らない日本人の方が少ないだろう。 中には、歴史的人物としては知っているが、まさか今の今まで生きていて100歳で死んだとは知らなかった――なんて人もたくさんいそうだ。 それほどまでに彼が有名なのは、一つにはその名前である。 「キッシンジャー」なんて名前には、そんな名前が世の中にはあるのかと人に思わせ…
Diplomat. ディプロマット
ドイツ国内で次々とロシア諜報員が検挙、追放されている。だが専門家はこれが抑止力にはならないと判断する。なおドイツ国内にて諜報活動を継続するロシア側の思惑とは? これまでに少なくとも35人の諜報員がベルリンのロシア大使館から追放されたが、依然としてロシア側の諜報活動が停止される気配はない。それどころか専門家は、ロシア側の諜報活動は止まるどころかより活発になるであろうと判断している。外交官を装った諜報員は直前に国外追放を受けることを知ると、その活動は一層活発を極めた。とりわけ情報提供者や情報源への接触頻度が高まった。これにより彼らは自らが現在おかれている状況を知らされることとなる。 スパイ追放に容…
・真珠湾の代償 (福井雄三 毎日ワンズ 2022年) 外交官というとどんなイメージなのだろう。語学堪能・華やかな社会。そんな印象だ。国の政策は政府が決める。しかしその判断に向け外交官としては自国を取り巻く国際情勢を把握し国益の為に進むべき方向を提案しなくてはいけない。そんな世界とは知らなかった。辣腕外交官が尽力し今があるのだな。それがこの本を読んだ率直な感想だった。 この書は、激動の昭和を生き抜いたある外交官・加瀬俊一氏(1903年~2004年)の生き様を書いていた。著書福井雄三氏は大学教授であり加瀬氏と子息に直接の知己を得て本著をまとめたとある。明治36年に伊能忠敬の血を引く千葉の名家で生ま…
言葉は霊だ(・・・・・)と鶴見祐輔は喝破した。 外国語の修得は、 単語を暗記し、 文法を飲み込み、 発音をわきまえ、 言語野に回路を作れても、 それだけではまだ不十分。 いや、学校のテストで合格点を取ることだけが目的ならば、それで十分「足る」だろう。 しかしもし、実生活や仕事の上で異なる言語の使い手と、相当深いところまで立ち入った話をするのなら。互いの心臓を預け合う、極めて強固な信頼関係を結びたいなら。技術一辺倒では駄目だ、どうしても吐き出す言葉の中に、魂を宿らせる必要がある。 それには何より、その外国語で記された古典をたん(・・)と読むことだ。日本語の場合に置き換えればすぐわかる。およそこん…
オランダで日本人が殺された。 明治十八年のことである。 被害者の名は桜田親義、その身上は、一介の観光客にあらずして、留学生ともビジネスマンともまた違う。 公使であった。 現地に於ける外交上の窓口であり、「日本の顔」と称してもあながち誇張にはあたらぬ存在。 そういう公使が胸に一発ズドンとやられて殺害されたわけであるから、これはてっきり巨大な陰謀の一角だとか、抜きがたい人種差別の発露であるとか、いずれにせよ何かしら、壮大な構図を妄想してみたくなる。 ところがどっこい事実に於いてはさにあらず、ただの単なる痴情のもつれ、それ以外のなにものでもなかったから救えない。 実はこの桜田親義なる男、日本に妻を残…
佐藤優氏は、ご存知の方も多いと思うが、在ロシア日本国大使館で勤務する元外交官であり、元外務省国際情報局主任分析官として、世界各国で人脈を築き、日本の国益のために働いてきた人物である。特に、ロシア問題においては、2000年までに、北方領土返還と共に、日ロ平和条約の締結に向けて尽力してきたが、残念ながら、現在まで条約締結に至っていない。 その後、2002年5月14日、東京地検特捜部による鈴木宗男事件に絡む背任容疑および偽計業務妨害容疑で逮捕された。これにより、起訴されるまで512日間も東京拘置所で勾留され、最終的に、懲役2年6ヵ月(執行猶予4年)の有罪判決を受け、外務省を失職したが、懲戒免職や諭旨…
勝間和代さんのメルマガを購入しているが、参考になることが非常に多い。 昨日やってみて参考になったのが16パーソナリティ. 無料性格診断テスト、性格タイプ詳細説明、人間関係およびキャリアのアドバイス | 16Personalities www.16personalities.com 私のタイプは、仲介者 INFP-A であった。 意識 外交型 49% 内向型 51% ほぼ伯仲。 エネルギー 直感型 85% 現実型 15% 完全に直感優位。気質 論理型 19% 道理型 81% これもまったく論理無視型。 戦術 計画型 25% 探索型 75% これも実感通り。探索というと聞こえがいいが、要は無計画、…