ワレガワレガな人が怖い 『みんなでやろう』を標榜し、上司部下がない会社に、近隣のアジア圏出身の方が役員待遇で入社してきた。取締役のひとりと同じ出身だそう。大まかな日本語は理解できるが、込み入った話は難しい。そして、彼は声が大きいが具体的なことはよく分かっていない、『勢い』の人だった。自身の過去の実績や勤めてきた企業でのやり方を強く主張し、『ワレがワレが』と、自己主張が強いきらいが見えた。因みに、その役員を誘い入れた外国籍の経営陣も日本語が覚束なく、勢いだけで熱くなる人だった。言葉の壁。この新しい役員は、この会社の社風からは少し『異分子』だった。派手な自己主張はせず、理解し合おうと努める社員が多…