立花隆といえば、1974年10月10日に文芸春秋に載った「田中角栄研究 その金脈と人脈」が出世作です。この記事により、田中角栄首相が辞任に追い込まれて、その後、田中は首相再任を狙っていたものの、果たせることなく政治生命を終えています。「戦後史の正体」(孫崎享著、創元社)にある通り、立花隆は日本史上で政治を最も動かした記事を執筆したと言えるでしょう。 私も知らなかったのですが、この記事が出ても、当初、マスコミはなんら反応せず、田中角栄の権力基盤に大きな影響はなかったようです。しかし、10月22日に田中首相が外国特派員協会で公演すると、アメリカ人記者たちから徹底的に「田中角栄研究 その金脈と人脈」…