東北でうどんと言えば多くの人が真っ先に思い浮かべるのは秋田や山形の一部で生産される稲庭うどん、つまり太平洋側で作られているうどんは普段あまり注目されませんが、今日ご紹介するのは福島県南相馬市の「多珂うどん」です。 今回は冷やしでいただいたけど、温でも美味しい多珂うどん。 「多珂(たか)うどん」は福島県南相馬市原町の「高(たか)」という地域で作られていて、地名と商品名で漢字が異なるのは、商品名を地元の多珂神社にちなんで付けたためです。 ただ、神社の名前がそう書かれているということは昔は地名自体が多珂と書かれていたのかもしれません。 なお多珂神社や多賀神社という名前を持つ神社が東北地方に多く存在し…